この記事でわかること
- 子宮頸がんステージ4(IVA期・IVB期)がどんな状態を指すのかがわかります
- 薬物療法を中心に、この数年で治療の選択肢が広がっている現状が理解できます
- 緩和ケアを診断時から受けられることと、無料の相談窓口が整理できます
最も進んだ段階。それでも、できることの選択肢は増え続けています。
子宮頸がんのステージ4(IV期)について、一般的な情報を整理します。この記事は平均的な情報の提供が目的であり、個々の治療方針を示すものではありません。すでに診断を受けている方・ご家族の方は、主治医の説明を必ず最優先にしてください。
ステージ4は「隣の臓器、または遠くへ広がった」段階
ステージ4は、がんが膀胱や直腸の粘膜まで広がっている段階(IVA期)、または肺や肝臓、遠くのリンパ節など、離れた臓器に転移している段階(IVB期)を指します。不正出血や痛みに加えて、広がった場所に応じた症状が現れることがあります。
治療の中心は薬物療法。選択肢はこの数年で広がっています
IVA期では放射線と抗がん剤を組み合わせる治療が検討されることがあり、IVB期では薬物療法が治療の中心になります。従来の抗がん剤に加えて、近年は分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬といった新しいタイプの薬が子宮頸がんでも使えるようになり、治療の選択肢はこの数年で着実に広がっています。5年相対生存率は2〜3割程度と報告されており、厳しい数字であることは正直にお伝えします。同時に、これは平均値であり、新しい治療の効果が十分に反映される前の集計であることも、知っておいてよい事実です。
緩和ケアは、診断されたときから受けられます
この段階では、がんそのものの治療と並行して、痛みやつらさを和らげる緩和ケアを早くから受けることが勧められています。緩和ケアは「最期のためのケア」ではなく、診断されたときから治療と一緒に受けられる、生活の質を守るための医療です。また、全国のがん診療連携拠点病院の「がん相談支援センター」では、治療・お金・仕事・家族のことを誰でも無料で相談できます。使える支えをすべて使うことは、弱さではなく賢さです。ご本人にも、支えるご家族にも、そのことを伝えたくてこの段落を書いています。
数字で見るHPVと子宮頸がん(国立がん研究センター がん情報サービスより)
- ステージ4の治療は薬物療法が中心で、近年選択肢が広がっています
- 緩和ケアは診断時から治療と並行して受けられる医療です
- がん相談支援センターでは、どなたでも無料で相談できます
Day360について
Day360は、自宅で採取して郵送するHPV検査サービスです。検査は臨床検査の専門機関で行い、リアルタイムPCR法で高リスク型HPVの感染の有無を調べます。公的な子宮頸がん検診の代わりになるものではなく、検診を受けるきっかけや、検診と検診のあいだの備えとしてご利用いただけます。結果が陽性の場合や気になる症状があるときは、医療機関の受診をおすすめします。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、診断や治療を目的とするものではありません。病期分類・治療方針は個々の状態により異なります。すでに診断を受けている方は主治医にご相談ください。
参考文献・出典: 国立がん研究センター がん情報サービス「子宮頸がん」/ 全国がんセンター協議会 生存率共同調査
更新日: 2026年9月20日

