この記事でわかること
- コルポスコピーが「切る」検査ではなく、拡大鏡で観察する検査だとわかります
- その場で行うことがある組織診(生検)と、痛みや出血の程度の目安がわかります
- 予約の時期や当日控えること、結果までの日数など受ける前の準備が整理できます
「精密検査」の正体を知れば、怖さは半分になります。
検診で要精密検査となったときに案内されることが多いコルポスコピー。名前の物々しさに反して、外来で受けられる観察の検査です。
拡大鏡で子宮頸部を「よく見る」検査です
コルポスコピー(腟拡大鏡診)は、コルポスコープという拡大鏡を使って、子宮頸部の表面を拡大して観察する検査です。酢酸という薄い液を塗ると、変化のある部分が白く浮かび上がるため、疑わしい場所を目で確認できます。切ったり縫ったりする検査ではなく、基本は「よく見る」こと。内診台で受け、時間は通常10〜15分程度です。
必要なら、その場で組織診も行います
観察で疑わしい部分が見つかった場合は、その場で組織を米粒ほど採取する組織診(生検)を行うことがあります。採取の瞬間に軽い痛みや、その後数日の少量の出血があることがありますが、多くは日常生活に支障のない範囲です。採った組織を顕微鏡で調べることで、病変の有無や程度(CINの段階など)が確定します。細胞診が「ふるい分け」、コルポスコピー+組織診が「答え合わせ」という関係です。
受ける前に知っておくと安心なこと
生理中は避けて予約するのが一般的です(医療機関の案内に従ってください)。組織診をした場合は、当日の激しい運動・入浴(湯船)・性交渉を控えるよう案内されることがあります。結果が出るまでは1〜2週間程度かかることが多く、この待ち時間がいちばん落ち着かないところですが、「詳しく調べてもらえている」段階だと捉えてください。結果の意味は、必ず医師の説明で確認を。
数字で見るHPVと子宮頸がん(国立がん研究センター がん情報サービスより)
- コルポスコピーは外来で受けられる、子宮頸部を拡大して観察する検査です
- 疑わしい部分があれば、その場で組織診(生検)を行うことがあります
- 細胞診がふるい分け、コルポスコピー+組織診が確定のための検査という関係です
Day360について
Day360は、自宅で採取して郵送するHPV検査サービスです。検査は臨床検査の専門機関で行い、リアルタイムPCR法で高リスク型HPVの感染の有無を調べます。公的な子宮頸がん検診の代わりになるものではなく、検診を受けるきっかけや、検診と検診のあいだの備えとしてご利用いただけます。なお、精密検査を案内された方は、本検査ではなく案内された検査を必ず受けてください。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、診断や治療を目的とするものではありません。検査の内容・結果については医療機関にご相談ください。
参考文献・出典: 国立がん研究センター がん情報サービス「子宮頸がん 検査」/ 日本産科婦人科学会 公開情報
更新日: 2026年9月20日
