公開

子宮頸がんの初期症状|「症状がないから大丈夫」は通用しません

この記事でわかること

  • 初期にほとんど症状がない理由と、「症状がないから大丈夫」が通じないわけがわかります
  • 進んだときに出ることがあるサイン(不正出血・おりもの・下腹部痛)がわかります
  • いま症状がある場合に、検査キットではなく受診を選ぶべき理由と、その判断の目安がわかります

気づける症状を待っていては遅い——だから検診と検査があります。

「どんな症状が出たら気をつければいい?」——とても自然な疑問ですが、子宮頸がんについては、この問いの立て方自体に落とし穴があります。大切なことなので、最初にそれをお伝えします。

初期の子宮頸がんは、ほとんど症状がありません

子宮頸がんの最大の特徴は、初期にはほとんど自覚症状がないことです。がんの前段階である前がん病変の時期も同様で、痛みもかゆみも出血もないまま経過することがほとんどです。つまり「症状がないから大丈夫」は、この病気には通用しません。症状の有無を安心の根拠にしないこと——これが子宮頸がんについて知っておくべき、いちばん重要な事実です。

症状が出るとしたら、不正出血やおりものの変化

病気が進んでくると、月経以外の出血(不正出血)、性交渉の後の出血、おりものの増加や色・においの変化、下腹部や腰の痛みなどが現れることがあります。ただし、これらの症状の多くはホルモンバランスの乱れや炎症など、がん以外の原因でも起こるありふれたものです。自分で「大丈夫そう」「危なそう」と判定することはできません。当てはまる症状が続いている場合は、原因が何であれ、婦人科を受診して確認してください。

症状がある方へ——検査キットではなく、受診を

ここは、はっきりお伝えします。すでに気になる症状がある方に必要なのは、郵送のHPV検査ではなく、医療機関の受診です。HPV検査はウイルスの有無を調べるもので、いまある症状の原因を診断することはできません。郵送検査は「症状がないうちに状態を確認する」ための道具です。症状のない方は検診と検査で先回りを、症状のある方はためらわず婦人科へ。この使い分けが、自分を守るいちばん確実な方法です。

数字で見るHPVと子宮頸がん(国立がん研究センター がん情報サービスより)

  • 初期の子宮頸がんや前がん病変には、ほとんど自覚症状がありません
  • 子宮頸がんは前がん病変の段階を経て、数年以上かけて進行するとされています
  • 日本では年間約1万人が子宮頸がんと診断され、約2,700人が亡くなっています

Day360について

Day360は、自宅で採取して郵送するHPV検査サービスです。検査は臨床検査の専門機関で行い、リアルタイムPCR法で高リスク型HPVの感染の有無を調べます。公的な子宮頸がん検診の代わりになるものではなく、検診を受けるきっかけや、検診と検診のあいだの備えとしてご利用いただけます。結果が陽性の場合や気になる症状があるときは、医療機関の受診をおすすめします。

※本記事は情報提供を目的としたものであり、診断や治療を目的とするものではありません。症状がある場合は、本記事の内容にかかわらず医療機関を受診してください。

参考文献・出典: 国立がん研究センター がん情報サービス「子宮頸がん」

更新日: 2026年9月19日

コラム一覧に戻る