この記事でわかること
- 日本で男性がHPVワクチンを打つ場合の位置づけ(任意接種・自費)がわかります
- 男性自身の予防とパートナーの保護という、男性が接種する2つの意味がわかります
- 費用の目安と、打たない場合にもできる「ふたりの守り」の考え方が整理できます
「女の子のワクチン」ではありません。
HPVワクチンは女子向けの印象が強いですが、海外では男性への接種も広がっています。日本の男性の現状を整理します。
日本では、男性は定期接種の対象外です
日本の定期接種(公費)の対象は、現在のところ小学6年〜高校1年相当の女子です。男性は定期接種の対象外で、接種する場合は任意接種(自費)となります。男性への接種が承認されているワクチンもあり、希望する場合は取り扱いのある医療機関で相談できます。一部の自治体では男性への助成を独自に行う動きもあるため、お住まいの自治体の最新情報を確認してみてください。
男性が打つ意味は、自分の予防とパートナーの保護
ひとつは自分自身の予防です。HPVは男性にも、尖圭コンジローマや、頻度は低いものの中咽頭がん・肛門がんなどとの関連が報告されています。もうひとつはパートナーの保護です。HPVは性的接触でうつし合うウイルスなので、男性の接種は、パートナーの子宮頸がんリスクを間接的に下げることにつながると考えられています。世界では男女ともに接種する国が増えており、「男性も打つ」は国際的には標準的な考え方になりつつあります。
費用と、打たない場合にできること
任意接種の費用は自費で、複数回の接種で数万円台になるのが一般的です。決して安くはないので、費用対効果はパートナーとの状況も含めて考えることになります。接種の有無にかかわらず男性ができることは、コンドームの使用と、女性パートナーの検診・検査を支えること。「自分が打つ」以外にも、ふたりの守りを固める方法はあります。
数字で見るHPVと子宮頸がん(国立がん研究センター がん情報サービスより)
- 日本の定期接種の対象は現在、小6〜高1相当の女子で、男性は任意接種(自費)です
- 男性のHPV感染は、尖圭コンジローマや中咽頭がん等との関連が報告されています
- 男性の接種は、パートナーの保護にもつながると考えられています
Day360について
Day360は、自宅で採取して郵送する女性向けのHPV検査サービスです。検査は臨床検査の専門機関で行い、リアルタイムPCR法で高リスク型HPVの感染の有無を調べます。公的な子宮頸がん検診の代わりになるものではなく、検診を受けるきっかけや、検診と検診のあいだの備えとしてご利用いただけます。結果が陽性の場合や気になる症状があるときは、医療機関の受診をおすすめします。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、接種の推奨・可否を判断するものではありません。接種の対象・費用・制度は変わることがあるため、厚生労働省・自治体・医療機関の最新の案内をご確認ください。
参考文献・出典: 厚生労働省 HPVワクチンに関する公開情報 / 国立がん研究センター がん情報サービス「子宮頸がん」「中咽頭がん」
更新日: 2026年9月20日
