公開

20代のHPVワクチン|接種を逃した世代にも、選択肢はまだあります

この記事でわかること

  • 接種を逃した20代が今から打っても、効果が期待できるとされる理由がわかります
  • キャッチアップ接種など制度の変化と、任意接種の費用の目安がわかります
  • 打つ・打たないに関わらず、20代に共通する検診と検査の考え方が整理できます

接種の機会を逃した世代へ。選択肢は、まだ手の中にあります。

いまの20代には、接種の勧奨が控えられていた時期に対象年齢を過ごし、HPVワクチンを打つ機会がないまま大人になった方が多くいます。「もう手遅れなのでは」と感じている20代のための記事です。

20代の接種にも、期待できる効果はあります

HPVワクチンは性交渉を経験する前の接種が最も効果的ですが、20代での接種に意味がなくなるわけではありません。9価ワクチンは9種類の型をカバーしており、そのすべてに感染済みという人はまれです。まだ出会っていない型への予防効果は、20代でも期待できるとされています。海外では20代への接種も広く行われており、「若いうちほど効果的、でも20代はまだ十分に検討の価値がある年代」というのが実際のところです。

制度と費用は「いま」を確認してください

接種機会を逃した世代への公費接種(キャッチアップ接種)などの制度は、時期によって対象や期限が変わってきました。定期接種の対象年齢を過ぎている場合は任意接種(自費)となり、9価は3回で数万円台後半が一般的です。ご自身が使える制度があるかどうかは、お住まいの自治体とかかりつけの医療機関で最新の情報を確認してください。ここで古い情報に基づいて判断しないことが大切です。

打つ・打たないの前に、20代の全員がやるべきこと

ワクチンの検討と並行して、20代には全員共通の行動があります。20歳になったら子宮頸がん検診の対象です。子宮頸がんの罹患は20代後半から増え始めるため、「若いから関係ない」は通用しません。検診でいまの細胞の状態を、HPV検査でいまの感染の有無を確認し、そのうえで将来への備えとしてワクチンを考える。ワクチンを打った人も打たない人も、検診と検査は続ける——この原則さえ守れば、どの選択でも守りは成立します。

数字で見るHPVと子宮頸がん(国立がん研究センター がん情報サービスより)

  • 9価ワクチンの全ての型に感染済みというケースはまれで、20代でも未感染の型への効果は期待できるとされています
  • 子宮頸がんの罹患は20代後半から増え始めます
  • ワクチン接種の有無にかかわらず、検診・検査は必要です

Day360について

Day360は、自宅で採取して郵送するHPV検査サービスです。検査は臨床検査の専門機関で行い、リアルタイムPCR法で高リスク型HPVの感染の有無を調べます。公的な子宮頸がん検診の代わりになるものではなく、検診を受けるきっかけや、検診と検診のあいだの備えとしてご利用いただけます。結果が陽性の場合や気になる症状があるときは、医療機関の受診をおすすめします。

※本記事は情報提供を目的としたものであり、接種の推奨・可否を判断するものではありません。接種の対象・費用・制度は変わることがあるため、厚生労働省・自治体・医療機関の最新の案内をご確認ください。

参考文献・出典: 厚生労働省 HPVワクチンに関する公開情報 / 国立がん研究センター がん情報サービス「子宮頸がん」

更新日: 2026年9月20日

コラム一覧に戻る