この記事でわかること
- HPVワクチンで多くみられる副反応と、ふつうは数日でおさまることがわかります
- まれな重い反応への備えと、相談窓口・救済制度の仕組みが整理できます
- 接種する・しないにかかわらず、検診と検査が必要な理由を判断の材料にできます
不安の答えは「調べないこと」ではなく「正確に知ること」の中にあります。
HPVワクチンを検討するとき、避けて通れないのが副反応の話です。怖がらせる情報も、逆に軽く扱う情報も役に立ちません。公的情報に基づいて、事実を整理します。
多くみられるのは、接種部位の反応です
HPVワクチンの副反応として多く報告されているのは、接種した部位の痛み・腫れ・赤みで、通常は数日でおさまります。ほかに、疲労感や頭痛、筋肉痛、発熱などが起こることがあります。また、接種の緊張や痛みをきっかけに、若い方では接種直後に失神(血管迷走神経反射)が起こることがあるため、接種後は座って30分ほど様子を見ることがすすめられています。これらは他のワクチンでも見られる反応です。
まれな重い反応と、議論になった多様な症状について
まれに、アナフィラキシーなどの重いアレルギー反応が起こることがあります(接種会場で対応できるよう体制が取られています)。また日本では、接種後に痛みや運動障害など多様な症状を訴える方の報告が社会的な議論になった経緯があります。国の調査や専門家会議での検討を経て、現在は定期接種の積極的勧奨が再開されていますが、接種後に気になる症状が出た場合の相談窓口(各都道府県の相談窓口・協力医療機関)や、健康被害が認定された場合の救済制度も整備されています。「万一のときの受け皿がどこにあるか」まで含めて知っておくことが、冷静な判断につながります。
副反応の多くは一時的、重い反応はまれです
まとめるとこうなります。多くの人にとって副反応は接種部位の反応など一時的なもので、重い反応はまれ。一方で、体質や不安の強さは人それぞれなので、心配な点は接種前に医師に率直に相談してください。そして、接種する場合もしない場合も、検診とHPV検査による確認は共通して必要です。ワクチンの判断がどちらであっても、子宮頸がんへの備えが止まらないようにする——それがこの記事のいちばん伝えたいことです。
数字で見るHPVと子宮頸がん(国立がん研究センター がん情報サービスより)
- 多くみられる副反応は接種部位の痛み・腫れなどの一時的な反応です
- 接種後の症状の相談窓口と救済制度が整備されています
- 接種の有無にかかわらず、検診・検査による確認は必要です
Day360について
Day360は、自宅で採取して郵送するHPV検査サービスです。検査は臨床検査の専門機関で行い、リアルタイムPCR法で高リスク型HPVの感染の有無を調べます。公的な子宮頸がん検診の代わりになるものではなく、検診を受けるきっかけや、検診と検診のあいだの備えとしてご利用いただけます。結果が陽性の場合や気になる症状があるときは、医療機関の受診をおすすめします。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、接種の推奨・可否を判断するものではありません。副反応・安全性の最新情報と相談窓口は、厚生労働省・自治体の公的な案内をご確認ください。
参考文献・出典: 厚生労働省 HPVワクチンに関する公開情報(副反応・相談窓口・救済制度) / 国立がん研究センター がん情報サービス「子宮頸がん」
更新日: 2026年9月20日

