この記事でわかること
- HPVが女性だけでなく男性にも感染する仕組みと、気づきにくい理由がわかります
- 男性自身の病気(尖圭コンジローマや一部のがん)との関わりがわかります
- パートナーが陽性のとき、責め合わずに二人で向き合う考え方が整理できます
答えはイエス。HPVは「女性だけの話」ではありません。
HPVは子宮頸がんの原因として語られることが多いため、「女性のウイルス」という印象を持たれがちです。しかし実際には、HPVは性別に関係なく感染する、とてもありふれたウイルスです。
男性も、女性と同じように感染します
HPVは主に性的接触を通じて、皮膚や粘膜の小さな傷から感染します。この仕組みに性別は関係ありません。性経験のある男性の多くも、生涯のどこかでHPVに感染すると考えられています。そして女性と同じく、感染してもほとんどは症状がなく、多くは免疫の働きで自然に検出されなくなります。自分が感染していることに気づかないまま、というのがむしろ普通なのです。
男性の健康にも関わることがあります
HPVの感染は、男性自身の病気に関わることもあります。低リスク型(6型・11型など)は尖圭コンジローマ(良性のいぼ)の原因になり、高リスク型の持続感染は、中咽頭がん・肛門がん・陰茎がんなどとの関連が報告されています。頻度は子宮頸がんに比べれば低いものの、「男性には無関係」ではないことは、事実として知っておく価値があります。
パートナー間で大切なのは犯人探しではありません
HPVはありふれたウイルスで、感染時期を特定することは基本的にできません。パートナーのどちらかが陽性でも、いつ・どこで感染したかはわからず、誰かを責める材料にはなりません。カップルにとって大切なのは犯人探しではなく、女性は検診とHPV検査で状態を確認すること、そして男性がそれを「自分にも関係のある話」として支えることです。ワクチンやコンドームなどのリスク低減策について、二人で正しい情報を共有することも助けになります。
数字で見るHPVと子宮頸がん(国立がん研究センター がん情報サービスより)
- HPVは性別に関係なく感染する、ごくありふれたウイルスです
- 感染の多くは無症状のまま、免疫の働きで自然に検出されなくなります
- 日本では年間約1万人が子宮頸がんと診断され、約2,700人が亡くなっています
Day360について
Day360は、自宅で採取して郵送する女性向けのHPV検査サービスです。検査は臨床検査の専門機関で行い、リアルタイムPCR法で高リスク型HPVの感染の有無を調べます。公的な子宮頸がん検診の代わりになるものではなく、検診を受けるきっかけや、検診と検診のあいだの備えとしてご利用いただけます。結果が陽性の場合や気になる症状があるときは、医療機関の受診をおすすめします。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、診断や治療を目的とするものではありません。個別の症状については医療機関にご相談ください。
参考文献・出典: 国立がん研究センター がん情報サービス「子宮頸がん」「中咽頭がん」/ 日本性感染症学会 公開情報
更新日: 2026年9月19日
