この記事でわかること
- 閉経後も子宮頸がんの罹患が続く理由と、検診の「卒業」ではないわけがわかります
- 閉経後の性器出血が、量にかかわらず婦人科で確認すべきサインである理由がわかります
- 内診がつらい場合も含め、閉経後の検診との付き合い方が整理できます
生理が終わっても、子宮頸がんのリスクは終わりません。
閉経を迎えると、婦人科との縁が切れたように感じるものです。でも子宮頸がんに関しては、閉経は「卒業」を意味しません。閉経後の世代が知っておきたいことを整理します。
閉経後も、子宮頸がんにはなります
子宮頸がんは若い世代のがんという印象がありますが、罹患は50代・60代・70代でも続きます。原因である高リスク型HPVの持続感染は、何十年も前の感染が体内に残り続けている場合があり、免疫の力が変化する年代で病変として現れてくることがあるのです。「性交渉がもうないから関係ない」も誤解です。過去の感染が今のリスクになりうる——これが閉経後世代にとってのHPVの実像です。
閉経後の出血は、最優先で確認すべきサインです
閉経後の世代に特に伝えたいのがこれです。閉経して1年以上経ってからの性器出血(閉経後出血)は、量にかかわらず、婦人科で確認すべきサインとされています。原因の多くは腟の萎縮や良性の変化ですが、子宮頸がんや子宮体がんのサインである可能性を、受診なしに除外することはできません。「もう生理は終わったはずなのに出血した」——この一度が、受診の十分な理由になります。
検診は続けてよい。内診がつらければ、別の入口もあります
国の指針は子宮頸がん検診の対象を「20歳以上」としており、上限の年齢を区切っていません。自治体の検診も多くは高齢の方も対象です(詳細はお住まいの自治体の案内をご確認ください)。一方でこの年代では、腟の萎縮によって内診や細胞診の採取がつらく感じられ、検診から足が遠のく方が少なくありません。つらさは我慢せず医師に伝えれば配慮してもらえますし、自宅で自分のペースでできるHPV検査を、状態を知る入口として使う方法もあります。年齢を理由に「確認すること」をやめない——それがこの記事のいちばんのメッセージです。
数字で見るHPVと子宮頸がん(国立がん研究センター がん情報サービスより)
- 子宮頸がんの罹患は50代以降も続きます
- 閉経後の性器出血は、量にかかわらず婦人科で確認すべきサインです
- 国の指針は検診対象を20歳以上とし、上限年齢を区切っていません
Day360について
Day360は、自宅で採取して郵送するHPV検査サービスです。検査は臨床検査の専門機関で行い、リアルタイムPCR法で高リスク型HPVの感染の有無を調べます。公的な子宮頸がん検診の代わりになるものではなく、検診を受けるきっかけや、検診と検診のあいだの備えとしてご利用いただけます。結果が陽性の場合や気になる症状があるときは、医療機関の受診をおすすめします。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、診断や治療を目的とするものではありません。出血等の症状がある場合は、本記事の内容にかかわらず医療機関を受診してください。
参考文献・出典: 国立がん研究センター がん情報サービス「子宮頸がん」/ 厚生労働省「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」
更新日: 2026年9月20日

