この記事でわかること
- 症状がなくても検診をすすめる理由と、検診で先回りできる仕組みがわかります
- 年間約1万人が診断、受診率4割程度という数字の背景を確認できます
- しばらく受けていない場合に、無理のない始め方を判断する目安が整理できます
「元気だし、症状もないし」——その状態こそ、検診が力を発揮するタイミングです。
忙しい毎日の中で、症状もないのに婦人科に行く時間を作るのは、正直おっくうなもの。実際、日本の子宮頸がん検診の受診率は4割程度にとどまっています。それでも検診をおすすめする理由を、数字で説明させてください。
子宮頸がんは「検診で先回りできる」数少ないがん
子宮頸がんの多くは、高リスク型HPVの持続感染から、前がん病変という段階を経て、数年〜十数年かけてゆっくり進行すると考えられています。この「ゆっくり」が検診の強みになります。定期的に調べていれば、がんになる前の段階で変化を見つけ、その段階で対処できる可能性が高いからです。進行がわかりやすい道筋をたどるがんだからこそ、検診との相性が良いのです。
症状が出てからでは、選択肢が減ることがあります
子宮頸がんの初期には自覚症状がほとんどありません。不正出血などの症状が出た時点では、病気が進んでいる場合があります。進行してから見つかると、治療の負担が大きくなったり、妊娠・出産に関わる選択肢が狭まったりすることがあります。年間約1万人が診断され、約2,700人が亡くなっている——この数字の背景には、「症状がなかったから」と検診から足が遠のいていたケースが少なくないと言われています。
「行けていない」なら、まず一歩から
国の指針では、20歳以上の女性に定期的な子宮頸がん検診がすすめられています。しばらく受けていない方は、お住まいの自治体の検診案内を確認してみてください。多くの自治体で費用の補助があります。「いきなり婦人科はハードルが高い」という方は、自宅でできるHPV検査で自分の状態を知ることが、検診に向かうきっかけになるかもしれません。大切なのは、何もしない期間を長くしないことです。
数字で見るHPVと子宮頸がん(国立がん研究センター がん情報サービスより)
- 日本では年間約1万人が子宮頸がんと診断され、約2,700人が亡くなっています
- 子宮頸がん検診の受診率は4割程度にとどまっています(厚生労働省 国民生活基礎調査より)
- 子宮頸がんの多くは前がん病変の段階を経て、数年以上かけて進行するとされています
Day360について
Day360は、自宅で採取して郵送するHPV検査サービスです。検査は臨床検査の専門機関で行い、リアルタイムPCR法で高リスク型HPVの感染の有無を調べます。公的な子宮頸がん検診の代わりになるものではなく、検診を受けるきっかけや、検診と検診のあいだの備えとしてご利用いただけます。結果が陽性の場合や気になる症状があるときは、医療機関の受診をおすすめします。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、診断や治療を目的とするものではありません。個別の症状や検査結果については医療機関にご相談ください。
参考文献・出典: 国立がん研究センター がん情報サービス「子宮頸がん」/ 厚生労働省 国民生活基礎調査(がん検診受診率) / 厚生労働省「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」
更新日: 2026年9月19日

