この記事でわかること
- 200種類以上のHPVのうち、がんに関わる「高リスク型」がどれかわかります
- 16型・18型が特に注目される理由を、数字とともに理解できます
- 高リスク型陽性を、受診のタイミングとして受け止める考え方がわかります
200種類以上あるHPVのうち、注意したいのは「約14種類」。
HPV検査の説明でよく出てくる「高リスク型」という言葉。なんとなく怖い響きですが、正しく理解すると「何を調べる検査なのか」がクリアになります。この記事では、高リスク型と低リスク型の違いを整理します。
HPVは200種類以上。がんに関わるのは一部だけ
HPV(ヒトパピローマウイルス)には200種類以上の型があり、番号で呼ばれています。このうち、子宮頸がんの発生に関わることが知られているのが、16型・18型・31型・33型・45型・52型・58型などの約14種類。これらをまとめて「高リスク型」と呼びます。一方、尖圭コンジローマ(良性のいぼ)の原因となる6型・11型などは「低リスク型」と呼ばれ、がんとの関連は基本的にありません。つまり「HPVに感染した」ことと「がんのリスクがある型に感染した」ことは、まったく別の話なのです。
16型・18型が子宮頸がんの約6〜7割に関連
高リスク型の中でも特に重要なのが16型と18型です。国立がん研究センターによると、子宮頸がんの多く(およそ6〜7割)がこの2つの型に関連するとされています。海外の研究では、16型・18型の持続感染は他の高リスク型よりも前がん病変に進みやすいことも報告されており、多くのHPV検査でこの2型が特に注目されるのはそのためです。
「高リスク型陽性」=「危険」ではありません
誤解してほしくないのは、高リスク型に感染しても、そのほとんどは免疫の働きで自然に検出されなくなるということです。問題になるのは、感染が何年も続く「持続感染」の場合で、その一部が長い時間をかけて前がん病変、さらにその一部ががんへと進むと考えられています。だから高リスク型陽性という結果は「いますぐ危険」ではなく、「婦人科で詳しい検査を受けるタイミングが来た」というサインです。放置せず、医療機関に相談してください。
数字で見るHPVと子宮頸がん(国立がん研究センター がん情報サービスより)
- HPVには200種類以上の型があり、がんに関わる高リスク型は約14種類です
- 子宮頸がんの多くは16型・18型への持続感染に関連するとされています
- 日本では年間約1万人が子宮頸がんと診断され、約2,700人が亡くなっています
Day360について
Day360は、自宅で採取して郵送するHPV検査サービスです。検査は臨床検査の専門機関で行い、リアルタイムPCR法で高リスク型HPVの感染の有無を調べます。公的な子宮頸がん検診の代わりになるものではなく、検診を受けるきっかけや、検診と検診のあいだの備えとしてご利用いただけます。結果が陽性の場合や気になる症状があるときは、医療機関の受診をおすすめします。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、診断や治療を目的とするものではありません。個別の症状や検査結果については医療機関にご相談ください。
参考文献・出典: 国立がん研究センター がん情報サービス「子宮頸がん」/ 日本婦人科腫瘍学会「子宮頸癌治療ガイドライン」関連公開情報
更新日: 2026年9月19日

