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HPVは、自然に消えるの?|多くは数か月〜2年で検出されなくなります

この記事でわかること

  • HPVに感染しても、多くは免疫の力で自然に検出されなくなることがわかります
  • 消えるまでの期間の目安と、16型・18型の場合の受け止め方がわかります
  • 再検査の結果が陰性・陽性それぞれの場合に、次にどう動けばよいかがわかります

HPV陽性と言われた方へ、知っておいてほしいこと。

HPV陽性という結果を受け取ると、「このウイルスはずっと体の中に残るの?」「もう陰性には戻らないの?」と不安になる方は少なくありません。まず知っておいていただきたいのは、HPVに感染した=ずっと陽性のまま、ではないということ。陽性という結果そのものは、特別なことでも、あなたを責めるものでもありません。

HPVは、自然に排除されることがほとんどです

私たちの体には、HPVを排除する免疫の力が備わっています。感染しても、多くの場合は時間の経過とともにウイルスが自然に排除され(自然治癒し)、その後の検査で検出されなくなります。そのため、HPV陽性だった方が後の検査で陰性になることは珍しくありません。HPV陽性は「がんになる」という意味ではなく、「これからの体の変化を一緒に見守っていきましょう」というサインです。

「一生治らない」わけではありません

「HPVは一度感染すると、一生治らないの?」と心配される方がいます。けれど、多くの場合はそうではありません。高リスク型に感染しても、その大半は免疫の力で自然に排除され、検査で検出されなくなっていくといわれています。「ずっと陽性のまま」と思い込む必要はなく、多くは時間の経過とともに落ち着いていきます。

どのくらいで消えるの?

「どのくらいの期間で消えるの?」というのも、よく聞かれる疑問です。期間には個人差がありますが、多くは数か月〜2年ほどの間に、自然に検出されなくなるといわれています。一方で、長く残る(持続感染する)場合には、より丁寧に経過を見ていきます。「いつ消えるか」を正確に言い切ることは難しいため、大切なのは、決まった間隔で確認を続けていくことです。

16型・18型でも、陰性になることはあります

HPVには多くの型があり、なかでも16型・18型は子宮頸がんとの関連が強いため、より注意深い経過観察が必要な型です。ただし、これらに感染したからといって、必ず持続感染するわけではありません。免疫によって排除され、陰性になる方もいます。大切なのは、過度に怖がることでも油断することでもなく、「定期的に確認していくこと」です。

細胞診が「異常なし」なら、もう安心していい?

HPV陽性となった場合、次に細胞診で、実際に細胞へ変化が起きていないかを確認することがあります。細胞診で「異常なし」と言われたら、それは現時点で問題となる変化が見られなかったという良い結果です。ただし、それはHPVそのものが消えたことを意味するわけではありません。ウイルスが残っている可能性はあるため、その後の経過を見ていくことが大切です。

「陽性でも、自然に治る」ことはありますか?

はい。HPV陽性であっても、その後の検査で陰性になる(陰性化する)ことは、珍しくありません。多くは免疫の力でウイルスが排除されていくためです。ただし「治った(陰性になった)」ことを確かめるには、一定の間隔をあけて再検査し、経過を見ていく必要があります。一度の陽性で必要以上に落ち込まず、確認を続けることを大切にしてください。

だから、HPV検査は「確認」を大切にします

HPV検査による検診で陰性だった場合、次の検診まで最長5年あけられるのは、HPV検査が高い精度でウイルスの有無を見極められるからです。逆に陽性だった人は、消えたことを確かめるまで、少し短い間隔で経過を追っていきます。「人によって最適な間隔が違う」——それを見極められるのが、この検査の強みです。

陰性化なら定期確認、陽性が続けば丁寧に経過観察

再検査で陰性化が確認できたら: 体がウイルスを排除できたということ。ひとまず安心して、その後は案内された間隔で定期的に確認していきましょう。

陽性が続くようなら: 持続感染の可能性を考え、細胞診などを組み合わせて、より丁寧に経過を見ていきます。怖がる必要はなく、見守りを続ける段階です。

【参考】

公的な子宮頸がん検診では、細胞診による検診は2年に1度、HPV検査による検診で陰性だった場合は5年に1度の受診が目安とされています(対象年齢などの条件があります)。あなたに合った間隔は、結果に応じて医療機関が案内します。

【妊活中・妊娠中の方へ】

妊娠を機にはじめて検査を受け、陽性とわかる方もいます。妊娠中は細胞診で経過を見るのが一般的で、多くは出産後にあらためて確認していきます。不安なことは、かかりつけの産婦人科に相談しながら進めましょう。

完璧でなくて大丈夫。大切なのは「続けること」

検査や検診は、忙しさの中でつい後回しにしてしまいがちです。でも、大切なのは完璧に受け続けることではなく、途切れさせないこと。これまで受けていなかった方が今回はじめて検査を受けたのなら、それだけでもう、とても大きな一歩です。

最後に

HPV陽性という結果は、あなたの未来を決めるものではありません。私たちの体は、思っているよりずっと、自分を守る力を持っています。その力を信じながら、ときどき立ち止まって状態を確かめる——それだけで十分です。気になることがあれば、ひとりで抱え込まず、医療機関に相談してくださいね。

Day360について

Day360は、忙しくてなかなか検診に行けない方が、自宅で気軽に最初の一歩を踏み出せる、郵送のHPV検査サービスです(リアルタイムPCR法による検査)。公的な子宮頸がん検診(対策型検診)の代わりになるものではなく、検診を受けるきっかけや、検診と検診のあいだの安心のためにご利用いただけます。陽性だった場合や気になる症状があるときは、医療機関の受診をおすすめします。

参考にした公的情報・出典

  • 国立がん研究センター がん情報サービス「子宮頸がん検診について」
  • 国立がん研究センター「有効性評価に基づく子宮頸がん検診ガイドライン」更新版
  • 厚生労働省「対策型検診におけるHPV検査単独法による子宮頸がん検診マニュアル」
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