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HPVの型とは(ハイリスク型・ローリスク型)|16・18型が特に重要

この記事でわかること

  • HPVの「型」とは何か、ハイリスク型とローリスク型の違いがわかります
  • 16型・18型が特に重要とされる理由(原因の6〜7割)がわかります
  • 型判定検査の意味と、ワクチン接種後も検診が必要な理由が整理できます

HPV検査の結果や検診の説明で、「16型」「18型」「ハイリスク型」といった言葉を目にして、「型って何?」「番号で何が違うの?」と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。

この記事では、HPV(ヒトパピローマウイルス)の「型」の考え方と、それぞれのリスクの違いを整理します。

HPVには200種類以上の「型」があります

HPVはとてもありふれたウイルスで、遺伝子の違いによって200種類以上の型に分類されており、発見された順に番号がつけられています。

このうち、性的接触で感染して子宮頸部などの粘膜に感染する型が問題になりますが、すべての型が危険なわけではありません。型によって、体への影響が大きく異なります。

ハイリスク型とローリスク型——がんとの関わりの違い

ハイリスク型:がんに関わる型

子宮頸がんの発生に関わるとされる型は「ハイリスク型」と呼ばれ、16・18・31・33・35・39・45・51・52・56・58・59・68型など、10種類あまりが知られています。

中でも16型と18型は特に重要で、この2つの型だけで子宮頸がんの原因の6〜7割を占めるとされています。また、16・18型による感染は、他のハイリスク型よりも前がん病変からがんへ進むスピードが速い傾向があるとされ、検査や経過観察でも特に注意して扱われます。

ローリスク型:がんにはほぼ関わらない型

一方、6型・11型などは「ローリスク型」と呼ばれ、がんの原因にはほとんどならないとされています。ただし、尖圭コンジローマ(性器にできる良性のいぼ)の原因となることが知られています。

大切な前提:感染しても多くは自然に消えます

ハイリスク型に感染していると分かると不安になりますが、感染=がん、ではありません。

性経験のある女性の多くが一生に一度はHPVに感染するとされていますが、そのほとんどは体の免疫の働きによって、数年以内に自然に排除されます。がんに進むのは、ハイリスク型の感染が長期間続いた(持続感染した)場合のごく一部です。

だからこそ、「今、ハイリスク型に感染しているか」「感染が続いていないか」を検査や検診で確認していくことに意味があります。

「型判定(ジェノタイプ)検査」とは

HPV検査には、大きく2つの段階があります。

  • ハイリスク型HPV検査:ハイリスク型のどれかに感染しているかどうかを調べる検査(型の内訳までは分かりません)
  • 型判定(ジェノタイプ)検査:16型か、18型か、それ以外のハイリスク型か、といった型の内訳まで調べる検査

型判定が重要なのは、前述のとおり16・18型とそれ以外では、その後の対応(すぐに精密検査へ進むか、間隔を置いて再検査するか)の考え方が変わり得るためです。医療機関では、結果に応じた方針を医師が説明してくれます。

HPVワクチンと「型」の関係

HPVワクチンも、この「型」の考え方で理解できます。ワクチンには対応する型の数によって種類があり、たとえば9価ワクチンは、16・18型を含む9つの型に対応し、子宮頸がんの原因の8〜9割をカバーできるとされています。

ただし、ワクチンはすべての型をカバーするわけではないため、接種した方も定期的な検診は引き続き必要です。ワクチンの詳細は、HPVワクチンの記事シリーズで解説しています。

まとめ

  • HPVには200種類以上の型があり、がんに関わる「ハイリスク型」は10種類あまりです
  • 中でも16型・18型は子宮頸がんの原因の6〜7割を占め、特に注意して扱われます
  • ハイリスク型に感染しても、多くは免疫の働きで自然に排除されます。問題は感染が長く続くことです
  • 型判定検査は、その後の対応方針を考える手がかりになります
  • ワクチンは主要な型をカバーしますが、検診との両輪で意味を持ちます

参考にした公的情報・出典

免責事項

本記事は一般的な情報提供を目的としており、医学的な診断・治療に代わるものではありません。検査結果の解釈・その後の方針は、必ず医療機関・主治医の説明に従ってください。

症状がある方へ

不正出血、月経以外の出血、おりものの変化など、気になる症状がある場合は、検診や検査キットではなく、早めに婦人科を受診してください。

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