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検診結果通知の見方(要精密検査と言われたら)|「がん」ではありません

この記事でわかること

  • 「要精密検査」と書かれていても、がんという意味ではない理由がわかります
  • 精密検査で行うコルポスコピー・組織診などの内容と、受ける場所がわかります
  • 通知が届いてから受診までに何をすればよいか、次の一歩が判断できます

自治体の子宮頸がん検診を受けると、後日、結果が郵送などで届きます。「異常なし」ならひと安心ですが、「要精密検査」と書かれていたら、誰でも不安になるものです。

この記事では、結果通知の見方と、「要精密検査」となった場合に何をすればよいかを整理します。

※結果通知の様式や表記は自治体・医療機関によって異なります。通知に記載された指示・連絡先が最優先ですので、必ずそちらをご確認ください。

結果は「異常なし」と「要精密検査」の2つ

自治体検診(細胞診)の結果は、大きく次の2つに分かれます。

  • 異常なし(精密検査不要):今回の検診では異常な細胞は見つからなかった、という意味です。次回も2年に1回のペースで定期受診を続けましょう。
  • 要精密検査:「がんが見つかった」という意味ではなく、「もう少し詳しい検査で確認が必要な細胞の変化があった」という意味です。

通知には、細胞診の結果分類(NILM、ASC-US、LSILなどのアルファベットの略語)が記載されていることがあります。これは「ベセスダ分類」と呼ばれる国際的な報告様式で、それぞれの意味は「細胞診の結果の見方(ベセスダ分類)」の記事で詳しく解説しています。

「要精密検査」=がん、ではありません

まず知っておいていただきたいのは、要精密検査となった方の多くは、精密検査の結果「経過観察でよい」あるいは「前がん病変(異形成)の段階」と判断されるということです。

子宮頸がんは、正常→軽度の細胞の変化→前がん病変→がん、と段階を踏んで進むことが多く、検診はこの「がんになる前の段階」を拾い上げるための仕組みです。つまり「要精密検査」は、この仕組みが機能した結果であり、早い段階で見つけるチャンスと捉えることができます。

精密検査では何をする?

精密検査は、検診を受けた医療機関または通知で案内される精密検査実施医療機関(婦人科)で受けます。主な内容は次のとおりです。

  • コルポスコピー(腟拡大鏡検査):子宮頸部を拡大して観察し、変化のある部分を確認します
  • 組織診(生検):気になる部分の組織を少量採取し、顕微鏡で調べます
  • HPV検査:結果分類によっては、HPV(ヒトパピローマウイルス)に感染しているかを調べる検査を行うことがあります

精密検査は検診と異なり保険診療(有料)となりますが、ここで得られる情報が今後の方針(経過観察・治療)を決めるうえで最も重要です。

一番避けたいのは「放置」です

「怖いから行きたくない」「症状もないし大丈夫だろう」——その気持ちはとても自然なものです。しかし、要精密検査を放置することは、せっかく早期に見つけられるはずだった変化を見逃すことにつながります。

  • 精密検査の受診期限が通知に書かれている場合は、その期限内に
  • 書かれていない場合も、通知が届いたらできるだけ早めに予約を

不安な気持ちのまま一人で抱え込まず、医療機関で「検診で要精密検査になった」と伝えれば、あとは医師が順を追って説明してくれます。

結果通知をなくしてしまったら

精密検査の際は、結果通知(検診結果票)を持参するのが基本です。紛失した場合は、検診を受けた自治体の担当課や医療機関に再発行・照会の相談をしてみてください。

まとめ

  • 「要精密検査」は「がん」という意味ではなく、「詳しい確認が必要」という意味です
  • 精密検査(コルポスコピー・組織診など)は保険診療で、婦人科で受けられます
  • 要精密検査の通知が届いたら、放置せず早めに受診することが何より大切です
  • 結果の略語(ベセスダ分類)の意味は、関連記事で詳しく解説しています

なお、この記事は自治体検診の結果通知についての解説です。自宅でできる郵送HPV検査の結果の見方については、別の記事で解説しています。HPV検査で陽性となった場合も、同じく医療機関での精密検査が必要です。

参考にした公的情報・出典

免責事項

本記事は一般的な情報提供を目的としており、医学的な診断・治療に代わるものではありません。結果通知の内容・精密検査の進め方は個々の状況により異なります。必ず通知の記載事項および医療機関の指示に従ってください。

症状がある方へ

不正出血、月経以外の出血、おりものの変化など、気になる症状がある場合は、次回の検診を待たず、早めに婦人科を受診してください。

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