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HPVワクチンの2回接種と3回接種の違い|境目は1回目の年齢

この記事でわかること

  • HPVワクチンが2回で完了するか3回になるかを分ける基準がわかります
  • 若い年代ほど少ない回数で十分な効果が得られる理由と、接種間隔の目安がわかります
  • よくある勘違いを避けて、完了までのスケジュールを立てる考え方が整理できます

HPVワクチンの案内を見ると、「2回で完了」と書いてあったり「3回接種」と書いてあったりして、混乱した方も多いのではないでしょうか。

この記事では、接種回数が2回と3回に分かれる仕組みを整理します。

※回数・間隔の最終判断は、ワクチンの種類と開始年齢をもとに接種する医療機関が行います。この記事は仕組みの理解のためにお読みください。

回数を分けるのは「1回目を打った年齢」です

現在、9価ワクチン(シルガード9)では、1回目の接種を15歳の誕生日より前に受けた場合は合計2回、15歳以降に受けた場合は合計3回で完了する、という区分が採用されているとされています。

ポイントは、判定基準が「今の年齢」ではなく「1回目を打った時点の年齢」であることです。1回目を14歳で打っていれば、2回目が15歳を過ぎても2回で完了できます。

なお、2価・4価ワクチンは年齢にかかわらず3回接種が基本とされています。

なぜ若いと2回で済むのか

不公平に見えるかもしれませんが、これには明確な理由があります。

若い年代ほどワクチンに対する免疫の反応が強く、少ない回数でも十分な抗体がつくられることが研究で示されているとされています。つまり「若い人は2回で、大人と同等以上の効果が得られる」ことが確認されたため、負担の少ない2回法が導入されたのです。

回数が少ない=効果が劣る、ではありません。むしろ若い時期の接種の効果の高さを示す話です。

接種間隔の目安

  • 2回接種(15歳未満で開始): 1回目から6か月程度あけて2回目、というスケジュールが標準とされています
  • 3回接種(15歳以上で開始): 1回目→2か月後に2回目→1回目から6か月後に3回目、が標準的な間隔とされています

学校行事や受験、部活動の予定と重ならないよう、1回目の時点で完了までのスケジュールを立てておくのがおすすめです。標準の間隔で打てなかった場合の調整は医療機関が案内してくれます。

「2回目を15歳までに」は勘違いです

  • 「2回目を15歳までに打たないと3回になる」→ 基準は1回目の年齢です。2回目・3回目が15歳以降でも問題ありません
  • 「間隔が多少ずれたら最初からやり直し」→ やり直しにはなりません。ずれた場合の続け方は医療機関に相談してください(詳しくは「途中でやめてしまった場合」の記事へ)
  • 「3回コースの途中で2回に変更できる」→ 15歳以上で開始した場合は3回での完了が基本です

保護者の方へ:2回で済むうちに、という視点

小学6年〜高校1年相当は公費(無料)の定期接種の対象ですが、その中でも15歳未満での開始なら回数が2回で済みます。通院の負担も、お子さんの注射の負担も1回分減らせるタイミングです。接種を迷っている場合も、「いつ始めると何回になるか」は知ったうえで判断すると良いでしょう。

まとめ

  • 9価ワクチンは、1回目を15歳未満で打てば2回、15歳以降なら3回で完了とされています
  • 基準は「1回目を打った年齢」。2回目以降が15歳を過ぎても大丈夫です
  • 若いほど免疫の反応が強いため、2回でも十分な効果が確認されています
  • スケジュールは1回目の時点で完了まで設計を。ずれても最初からやり直しにはなりません

参考にした公的情報・出典

免責事項

本記事は一般的な情報提供を目的としており、医学的な診断・治療に代わるものではありません。接種回数・間隔はワクチンの種類・開始年齢・制度により異なります。必ず接種する医療機関・自治体の案内をご確認ください。

症状がある方へ

不正出血、月経以外の出血、おりものの変化など、気になる症状がある場合は、早めに婦人科を受診してください。

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